子供の睡眠コラム1(成長ホルモン編)

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子どもの眠り
ヒミツその1

子供の睡眠は
成長ホルモンに大きく影響する

2016.12.14 睡眠屋 小寺祐也

みなさんは、成長ホルモンとはどうやって分泌されるものなのか、どんなふうに影響するものなのかご存知ですか?

中でも子供時代に分泌される成長ホルモンは、これからの子供の人生を左右するといっても過言ではないほど重要なものです。

そんな成長ホルモンの分泌を増やすには、どうすればよいのでしょうか?

食事や運動はもちろん大切ですが、ぐっすり眠ること(質の良い睡眠を確保すること)が大変重要です。今回は、睡眠屋の視点で「睡眠と成長ホルモンの話」を致します。成長ホルモンを沢山分泌させるために、どんな工夫をするべきなのか、ぜひ参考になさってください。

成長ホルモンって何?

成長ホルモンという名前の通り、思春期には「背を伸ばすための」重要なホルモンとして注目されていますが、幼少期から一生涯にわたって分泌されるもので、身体の成長だけでなく、疲労回復やアンチエイジングの促進にも影響しているといわれています。

眠っている間に背が伸びる

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睡眠はからだを休める役割のほかに、体を育てる「成長ホルモン」が一番多く分泌されるため「成長を促す役割」もあります。

からだを育てる「成長ホルモン」が一番多く脳から出るのは、夜眠っている間です。骨を作り、筋肉を増やし、体の傷ついた部分を治してくれます。

成長ホルモンの役割

  • 背を伸ばす
  • アンチエイジング
  • 記憶力を高める
  • 肥満の防止
  • 病気の予防

成長ホルモン分泌のカギ

大事なことなので繰り返しになりますが、成長ホルモンが分泌されるのは寝ている間です。

しかし、ただ眠ればいいといわけではありません。

眠りには、レム睡眠とノンレム睡眠があり、成長ホルモンの分泌には、ノンレム睡眠のなかでも、深い眠りの時に集中的に出るので、ぐっすり眠らなくては意味がないのです。

睡眠のゴールデンタイムの真実

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「22時から2時のゴールデンタイムに寝ると、成長ホルモンが出る」と言われてきましたが、最新の研究によると成長ホルモンは決まった時間で出るものではないことが分かっています。大切なことは「眠り始めて最初の3時間で深い眠りが得られているか?」ということ。

つまり、熟睡できる環境を整えてあげる必要があります。

成長ホルモンと睡眠時間

では、成長ホルモンを沢山分泌させるには、どのくらいの睡眠時間を確保すればよいのでしょうか?子供の理想の睡眠時間は、9時間から9時間半といわれています。睡眠時間が短いと、成長ホルモンが十分に分泌されなくなってしまします。

しかし、ただ長い時間眠っていれば良いという訳ではありませんので、注意して下さい。

成長ホルモンの分泌を促す質の良い睡眠に

睡眠に適した環境は、明るさ、温度、湿度などを快適に整えるのと同時に、寝具にも気を配る必要があります。その布団選びは、吸湿性に優れ、身体に合った布団を選ぶことをオススメします。

特にお子様の睡眠環境は、親御さんが積極的に整えてあげなくてはなりません。布団選びや生活リズムを保つことで、お子さんの成長をサポートしてあげましょう。

お昼寝布団を厳選するなら

お昼寝も同じように、就学前まで続く、お子様にとって重要な成長の時間です。睡眠屋で作るお子様向けのお昼寝布団は、寝心地や吸湿を考え、しっかりボリュームを保ちながら、お子様の体に合った中綿で調整できます。職人がまごころ込めて作るお昼寝布団で、お子様の成長をサポートできれば幸いです。

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