褞袍(丹前)2着、座布団4枚から敷布団シングルへ
2025年 神奈川県 K様
納品事例 #019
こんにちは、睡眠屋スタッフの金内です。
今回は、使わなくなった「どてら(たんぜん)2着」と「座布団4枚」から敷布団シングル1枚に打ち直しした事例を紹介します。
どてらを打ち直しするという、今までにない珍しい納品事例です。ぜひ最後までお読みいただければと思います。
目次
お預かりした どてら・座布団について
どてらの状態
今回お預かりしたどてらは、サイズが同じ赤色と黒色の2着。
見た目はまだまだ使えそうな、状態の良いどてらでした。しっかりと綿が詰まっていて、重量感もありました。
私自身、どてらというものを実際に見るのは初めてで、どのような構造になっているのか正直わからなかったのですが、手で感触を確かめながら、綿が入っている部分を切ってみました。
中の綿の状態は良好で、質感としては化学繊維が多めに含まれているようでした。
2着とも同じような綿質で打ち直しは十分可能な綿でした。
打ち直し前の写真(どてら)




座布団の状態
お預かりした座布団は銘仙判が4枚。
見た目は、かなりぺちゃんこになっていて、たくさん使われてきた思い出の詰まった座布団なのかなという印象を受けました。
中綿をみてみると、見た目通り、綿が圧縮されていてぺちゃんこになっていました。また、水分量も少なくパサパサの状態の綿でした。
綿は良好とは言い難い状態でしたが、打ち直しは可能な綿でした。
打ち直し前の写真(座布団)


今回の打ち直しの特徴
綿布団以外の打ち直しも可能
睡眠屋では、綿布団以外でも可能な限り、打ち直しのご注文をお受けしております。
布団以外のアイテムは、解体などに手間がかかるため、対応しているお布団屋さんはあまり多くはありません。しかし、せっかく使える資源なのにそのまま処分してしまうのはもったいないことでもあります。
そこで、睡眠屋では大手の会社ではなかなか対応が難しい、今回のようなご要望にもできる限りお応えできるよう努めています。
「こんなことお願いしても大丈夫かな?」と思うようなことでも、ぜひお気軽にご相談ください。
睡眠屋だからこそお手伝いできる事があるかもしれません。
完成品は?
仕上がりについて
どてら2枚と座布団4枚から、敷布団(シングル)へと生まれ変わりました。
見た目も触った感触も、特に違和感がなく、もし言われなければ「どてら2枚」と「座布団4枚」を打ち直して作られた綿布団だとは分かりません。
あんなにぺちゃんこだった座布団の綿が、打ち直しによってふんわりとした綿に生まれ変わり、快適にお使いいただける綿布団になりました。
完成した綿布団の写真


打ち直しの内容と料金
ご注文の内容
・どてら2枚と座布団4枚から敷布団1枚へ打ち直し
【お預かり品】
・どてら 2枚
・座布団 4枚
【打ち直し】
・打ち直し前:どてら2枚 と 座布団4枚(約6.8㎏)
+目減り分の足し綿(約1.7㎏)
・完成:約6.8㎏
【完成品】
・敷布団(150×210㎝)1枚
生地:あわうめ柄青色 1枚
中綿:約6.8㎏
料金
¥15,400円(税込)
まとめ
今回は、使わなくなった「どてら」を打ち直して、新たに敷布団へと生まれ変わった納品事例をご紹介しました。
「打ち直し=布団から布団へ」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、今回の納品事例を通じて睡眠屋では、どてらや座布団といった布団以外の綿製品でも打ち直しが可能であることを知っていただけたら嬉しいです。
もしご自宅に、「捨てるのはもったいないけれど使い道がない…」そんな綿製品があれば、ぜひ一度打ち直しを検討してみてください。
まだ使える綿を無駄にせず、有効活用して、生活で役立つアイテムを作ってみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。
リンク
SNS
この記事を書いた人

睡眠屋スタッフ
金内 海都(カナウチ カイト)
山形県酒田市生まれ。
2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団について絶賛勉強中。
趣味は昼寝、野球観戦、音楽鑑賞、などなど。
各SNSでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。