掛敷1組を掛布団2枚へ打ち直し
2025年 東京都 Y様
納品事例 #020
こんにちは、睡眠屋スタッフの金内です。
今回は、シングルサイズの掛敷1組を、シングルサイズの掛け布団2枚に打ち直しした事例をご紹介します。
なぜ、Y様は敷布団も掛布団に打ち直しをしたのか…
みなさんもこれから経験するかもしれない、そんな内容です。ぜひ、その時の参考にしていただければと思います。
目次
お預かりした綿布団について
掛布団の状態
今回お預かりした掛布団は、シングルサイズ。
青色や水色の四角形が特徴のとてもユニークな柄の掛布団でした。
お預かりする綿布団の多くは、昔ながらの花柄のデザインのものが多く、今回のような柄はとても珍しいなと感じました。
生地を割いて中綿を確認すると、表面は小さな”だま”になった綿で溢れており、ぽろぽろと落ちてくるような状態。
綿質は、掛布団という事もあり化学繊維もしっかりと含んだ綿でした。
だまになっているからと言って打ち直し出来ないという事は無く、打ち直しは可能な綿でした。
打ち直し前の写真(掛布団)



敷布団の状態
お預かりした敷布団は、シングルサイズ。
生地は掛布団と同じデザインで、掛敷セットで購入したことが予想されます。
綿を確認してみると、掛布団のような”だま”は見受けられませんでした。
綿質は掛布団とは少し違い、綿の割合が多めかなという感想です。具体的な割合は不明ですが、寝心地を重視したい敷布団は、やはり綿の割合が高い綿を使用してに仕立てたのでしょう。
綿の状態は良好で、十分打ち直しは可能でした。
打ち直し前の写真(敷布団)


今回の打ち直しの特徴
今の生活に合わせた打ち直し
Y様はなぜ、掛敷1組から同じ掛敷1組に打ち直しではなく、掛布団2枚への打ち直しに決めたのかーー
それは、現在は基本的にマットレスを使っていて敷布団を使う事がほぼ無いから。
そして、Y様のご家族は普段、綿の掛布団をお使いになっているから。
日本人の生活様式は時代と共に変化してきました。マットレスや羊毛布団といったものが主に使われるようになり、綿の敷布団を普段使っているという方は年々減少しているのが現状です。使わなくなった敷布団をそのまま処分したり、使わないであろう敷布団をまた作るよりも、自分の生活に必要な物に打ち直しすることはとても良い選択だと思います。
完成品は?
仕上がりについて
掛敷1組から、掛布団シングル2枚に打ち直ししました。
実はこの掛布団、微妙に重さを変えてお作りしています。
赤色の掛布団は通常の重さですが、青色の掛布団は少し重めにお作りしました。
見た目では、判断がつきづらいですがそのように仕立てています。
なぜかというと、Y様の旦那様好みの重さにお作りしたからです。旦那様は、少し重いくらいの掛布団が良いとの事だったので、そのご要望にお応えしました。
具体的な重さについては、下の「打ち直しの内容と料金」をご覧ください。
完成した綿布団の写真




打ち直しの内容と料金
ご注文の内容
・掛敷1組から掛布団2枚へ打ち直し
【お預かり品】
・掛布団(シングル)1枚
・敷布団(シングル)1枚
【打ち直し】
・打ち直し前:掛布団1枚と敷布団1枚(約9.0㎏)
+目減り分の足し綿(約1.4㎏)
・完成:約9.0㎏
【完成品】
・掛布団(150×200㎝)2枚
生地:あわうめ柄赤色/裏地(白) 1枚
あわうめ柄青色/裏地(白) 1枚
中綿:約3.5㎏:あわうめ柄赤色
約4.0㎏:あわうめ柄青色
残り綿:約1.5㎏
料金
掛布団¥14,300円(税込)×2枚
合計¥28,600円(税込)
まとめ
今回は、掛敷1組から掛布団2枚へ打ち直しした納品事例をご紹介しました。
もしこのブログを読んでいる方の中で、綿の敷布団からマットレスへの買い替えをするタイミングの方がいれば、ぜひ打ち直しをおすすめします。
特におすすめのアイテムは、マットレスの上に敷いて使う、睡眠屋オリジナルのベッドパッド。
マットレスを保護する役割がありますし、むら糸木綿地で仕立てれば、肌触りが良く通気性にも優れていますので、より快適な睡眠をサポートします。
また、「せっかく買ったマットレスが硬い…」なんてことがあっても、綿のベッドパッドは柔らかく、十分な厚さがあるのでその悩みを改善してくれることもあります。
興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
→【納品事例】オリジナルベッドパッド、作りました
「好きな重さの掛布団が作れるの?」
今回のブログを読んで、そう思った方がいるかもしれません。
睡眠屋では細かなご要望にも可能な限りお応えし、お客様の快適な睡眠をサポートできればと思っております。
「こんなことお願いしても大丈夫かな?」と思う事があっても、ぜひ一度相談してみてくださいね。
そして、この事例には続きがあります。
みなさんは、残り綿が約1.5㎏ある事に気づいたでしょうか?
残り綿で別のアイテムも追加でお作りしているので次回以降のブログでご紹介します。
お楽しみにしていてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。
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この記事を書いた人

睡眠屋スタッフ
金内 海都(カナウチ カイト)
山形県酒田市生まれ。
2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団について絶賛勉強中。
趣味は昼寝、野球観戦、音楽鑑賞、などなど。
各SNSでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。