せっかくなら定番の花柄以外の生地で、自分らしい綿布団を
2025年 千葉県 A様 【メールからご注文】
納品事例 #025
こんにちは、睡眠屋スタッフの金内海都です。
今回は、使わない綿布団を自分の今の生活スタイルに合ったお布団へと打ち直しされた千葉県A様の事例をご紹介いたします。
ご相談のきっかけは、「地元のお布団屋さんでは好みの生地がなく、自分好みの生地で打ち直しをお願いできるお店を探していた」とのこと。インターネットで当店を見つけてくださり、むら糸木綿のシンプルで落ち着いた柄に惹かれて、お問い合わせをいただきました。
目次
お預かりした綿布団について
掛布団の状態
今回お預かりした掛布団は、シングルサイズが2枚でした。
生地自体の傷みはそれほどないものの、とじ糸が千切れてしまっていたり、無くなっていたりしている状態でした。
中綿は、水分が抜けてパサついた状態で、全体的に少し茶色く変色しており、長年にわたり大切に使われてきんだなと感じるお布団でした。
打ち直し前の写真(掛布団)
【1枚目】




敷布団の状態
お預かりした敷布団は、シングルサイズが1枚、セミダブルサイズが1枚でした。
掛布団と同様に、生地そのものには大きな傷みは見られませんでしたが、とじ糸が切れていたり、なくなっていたりする箇所がありました。
中綿の質感は掛布団と似ておりましたが、敷布団の綿の方は所々綿殻が見られ、純綿の割合が高いことがわかりました。
打ち直し前の写真(敷布団)




今回の打ち直しの特徴
①自分好みの生地で綿布団を作りたかったA様
前述のとおり、A様は千葉県にお住まいです。
それにもかかわらず、遠く離れた山形県酒田市にある当店・睡眠屋へ、わざわざ打ち直しのご依頼をくださいました。
その理由は――
「昔ながらの花柄ではない、自分好みの生地で布団を作りたかった」から。
もちろん、A様のご自宅近くにも布団店はあったそうですが、
“せっかく打ち直しをするなら、自分の好みに合った柄で新しく仕立てたい”
という強い思いがあったとのこと。
インターネットでたくさんの布団屋さんを探された中で、当店を見つけていただき、
むら糸木綿の生地のデザインに惹かれて、今回ご依頼をいただきました。
②ご予算に合わせた打ち直し
はじめにA様からは、「予算内で必要な布団に打ち直ししたい」とのご希望をいただきました。
セミダブルの敷布団とシングルサイズのベッドパッドは必要とのことでしたので、これらを軸に、打ち直しの組み合わせを3パターンご提案させていただきました。
パターン1
・セミダブル敷
・ベッドパッドと肌掛けのセット
パターン2
・セミダブル敷
・薄手掛布団(セミダブル1枚)
・ベッドパッドと肌掛けのセット
パターン3
・セミダブル敷
・肌掛け掛布団(シングル2枚)
・ベッドパッドと肌掛けのセット
最終的に③の組み合わせをお選びいただき、その内容で打ち直しを行いました。
睡眠屋では、今回のA様のように、お客様のご希望を伺いながら、ご予算や使用目的に合わせた布団の組み合わせをご提案し、一緒に打ち直しのプランを考えていくことが可能です。
完成品は?
肌掛け布団の仕上がりについて
今回お仕立てした肌掛け布団は、
・むら糸木綿「行儀小紋 紺色」×「無地 菫色」の組み合わせが1枚
・「行儀小紋 菫色」×「無地 菫色」の組み合わせが1枚
の2枚をお作りいたしました。
どちらも中綿は約2㎏入りで、
季節の変わり目や少し肌寒いときに、ちょうどよくお使いいただける一枚です。
むら糸木綿地で作る肌掛け布団は、生地のしなやかさや肌触りの良さをより感じることが出来るのでぜひおすすめです。
完成した肌掛け布団の写真




敷布団の仕上がりについて
敷布団は、両面ともむら糸木綿地の「無地 菫色」を使用しました。
打ち直しによって、綿がふっくらと新品同様に仕上がり、また快適にお休みいただける敷布団になりました。
むら糸木綿地は太さの異なる糸を織り交ぜているので、生地の表面に自然な凹凸が生まれます。これによって肌にまとわりにくく、暑い季節でもさらっと快適な使い心地に。
通気性も良く、綿わたとの相性が抜群です。
セミダブル以上の敷布団には写真のように、ハギが入りますので予めご了承ください。
完成した敷布団の写真


ベッドパッドと肌掛け布団の仕上がりについて
生地は、むら糸木綿の「文房具柄 瑠璃色」と「無地 瑠璃色」の組み合わせで統一いたしました。
使わなくなっていたお布団が、打ち直しによって新たに生まれ変わり、また日常の中で活躍できる布団となったことは、とても嬉しく思います。
完成したベッドパッドと肌掛け布団の写真
打ち直しの内容と料金
ご注文の内容
・掛布団2枚(シングル)、掛布団2枚(シングル・セミダブル)から敷布団(セミダブル)1枚+肌掛け布団2枚+ベッドパッドと肌掛け布団のセット1組へ打ち直し
【お預かり品】
・掛布団(シングル)2枚
・敷布団(シングル・セミダブル)2枚
【打ち直し】
前:約22kg +足し綿 約4kg
後:約22kg
【完成品】
・肌掛け布団(150×210㎝)3枚
①生地:オモテ)むら糸木綿地 行儀小紋柄 紺色
ウラ)むら糸木綿地 無地 菫色
②生地:オモテ)むら糸木綿地 行儀小紋柄 菫色
ウラ)むら糸木綿地 無地 菫色
③生地:オモテ)むら糸木綿地 文房具柄 瑠璃色
ウラ)むら糸木綿地 無地 瑠璃色
各中綿:約2㎏
オプション:丈+10cm
・敷布団(120×200㎝)1枚
生地:オモテ・ウラ)むら糸木綿地 無地 菫色
中綿:約8㎏
・ベッドパッド(100×195㎝)1枚
生地:オモテ)むら糸木綿地 文房具柄 瑠璃色
ウラ)むら糸木綿地 無地 瑠璃色
中綿:約3㎏
※余り綿は、当店で無料回収(リサイクルコットンへ)
料金
合計:¥122,100(税込)
まとめ
千葉県にお住まいのA様から、使わなくなった昔ながらの綿布団の打ち直しをご依頼いただきました。
「自分の好みに合う生地で新しく仕立てたい」との思いから、ネットで当店を見つけてくださり、メールでご相談がスタート。生地選びや仕立ての内容について何度かやりとりを重ねながら、ご予算や使い方にぴったりの打ち直しプランを一緒に考えながら進める事が出来ました。
むら糸木綿のしなやかな肌ざわりとデザイン性で、綿わたのお布団を楽しんでいただければと思います。これからのA様の毎日の暮らしに、少しでも快適さと彩りを添えられましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。
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この記事を書いた人

睡眠屋スタッフ
金内 海都(カナウチ カイト)
山形県酒田市生まれ。
2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団について絶賛勉強中。
趣味は昼寝、野球観戦、音楽鑑賞、などなど。
各SNSでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。