「敷ふとん1枚」→「丸座布団と座布団」
2026年 山形県【店頭でご注文】
納品事例 #030
今回は、私たち睡眠屋と同じ山形県庄内地域にある湯田川温泉「つかさや旅館様」の打ち直し納品事例をご紹介。
ご依頼の内容は、
敷布団1枚 → 丸座布団1枚+座布団(70×70㎝)1枚へ
打ち直しするというもの。
はじめLINEでお問い合わせをいただき、何度かやり取りをした後、ご来店。
生地は実際に手に取ってご覧いただきながら、じっくりお選びいただきました。 詳しい内容についてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
お預かりした綿布団
敷布団の状態(before)

お預かりした敷布団は、シングルサイズが1枚。


次に中綿の状態を確認します。
綿の汚れや、打ち直しができないほどの繊維の劣化は見られませんでした。
化学繊維の綿が混ざっていましたが、写真でもご確認いただける通り、綿の殻が見受けられ、純綿も十分に含まれていることが分かります。
全体として、中綿の状態は良好で、打ち直しは十分可能でした。
完成品した座布団
丸座布団の仕上がり(after)
しっかり厚みのあるふかふかの丸座布団に仕上がりました。
実はこの丸座布団、大人が使うのではなく客室で赤ちゃんや小さなお子さまが寝そべるためのもの。
余裕をもってお休みできるよう、直径約80㎝でお作りしています。
はじめは、正方形でお作りする予定でしたが、大人用の座布団と区別するために丸型にしました。

(※取り扱い終了しております。)
とじ糸は通常、真ん中に一ヵ所のみですが、四ヵ所に増やしました。
理由は、特に真ん中部分はボリュームが出やすく、赤ちゃんの顔が埋もれてしまうリスクを考慮したため。なるべく平らにして、より安全に使えるように設計しました。


座布団の仕上がり(after)
こちらもしっかり厚みのあるふかふかの座布団に仕上がりました。
銘仙判(59×55㎝)よりも大きい70×70㎝。ゆったりリラックスできるサイズです。

表面の生地は、むら糸木綿地「ハーモニー柄 瑠璃色」を使用。
(※取り扱い終了しております。)
真ん中にハギがあるのは、余り生地を有効活用したためです。

裏面の生地は、むら糸木綿地「無地 山吹茶色」を使用。

厚みはこのように仕上がりました。
座布団カバー
衛生的に座布団を使えるように、座布団カバーもお作りしました。

表面の生地は、むら糸木綿地「糸巻き柄 銀ねずみ色」を使用。

裏面の生地は、むら糸木綿地「無地 菫色」を使用。

今回の事例のポイント
使わなくなった敷布団を有効活用
実は、今回のご注文は、当初新品の綿を使ってお作りする予定でした。
しかしお話を伺う中で、旅館で使われなくなった綿布団があることを知りました。
そこで「打ち直し」という選択肢をご提案したところ、今回のご注文が決まりました。
今回使用した敷布団は、かつて多くの宿泊者の眠りを支えてきたものだと思います。
まだ十分に使えるにもかかわらず、時代の変化とともに役目を終えてしまうのは、やはりもったいないことです。
今回の打ち直しで、今の時代に合ったかたちへと生まれ変わったことでその布団は再び活躍の場を得ました。
「役割を変えることで、新しい価値が宿る」
今回の打ち直しは、
そんなことを改めて感じさせてくれるご依頼でした。
通気性・吸湿性の良い環境
今回お作りした丸座布団は、旅館の客室で赤ちゃんが安心して寝転べることを想定しています。
赤ちゃんは汗をかきやすいため、通気性・吸湿性に優れた寝具環境がとても重要になります。
綿わたは通気性・吸湿性に特に優れており蒸れにくく、汗をしっかり吸ってくれる環境を
提供してくれます。
また、生地はむら糸木綿地を使用しています。こちらも素材が綿100%の生地で、
やさしい肌触りと優れた通気性・吸湿性を兼ね備えており、赤ちゃんの眠りをより快適にサポートしてくれます。
打ち直しの内容
ご注文
【お預かり品】
・敷布団(シングル)1枚
【完成品】
・丸座布団(Φ80㎝)1枚
生地:むら糸 森の木立柄 × むら糸 無地 萌黄色
中綿:約2.5㎏
・座布団(70×70㎝)1枚
生地:むら糸 糸巻き柄 銀ねずみ × むら糸 無地 菫色
まとめ
今回は、敷ふとん1枚を旅館の客室用として、丸座布団と銘仙判座布団に打ち直した事例をご紹介しました。
使われなくなった敷ふとんでも、中綿の状態が良ければ新たな役割を持たせることができます。ぜひみなさんも眠っている綿布団があれば、今の生活に合ったアイテムへ打ち直ししてみてはいかがでしょうか?
先日、お子さま連れのお客様がいたようで、「これ欲しい!」とおっしゃられていたというエピソードを教えていただきました。とても嬉しく思っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。
最後に…
今回ご注文いただいた湯田川温泉 つかさや旅館 様について紹介します。
湯田川温泉 つかさや旅館様があるのは、山形県鶴岡市。
約1300年の歴史がある湯田川温泉内の温泉宿のひとつです。庄内のおいしい食材やお酒、景色を堪能できます。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
その時は、客室の座布団にも注目していただければ幸いです。
また、女将さんから実際に置いている動画と画像もご提供いただきました。
お忙しいところありがとうございました。



場所
〒997-0752 山形県鶴岡市湯田川乙52
電話番号
0235-35-2301
受付時間 9時から20時
公式サイト
ここをクリック
リンク
SNS
この記事を書いた人
(株)睡眠屋
金内 海都(カナウチ カイト)
山形県酒田市生まれ。
2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団・打ち直しについて理解を深めるために絶賛勉強中。
SNSでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。