せんべい布団を、ふっくらした敷布団へ打ち直し
2026年3月 山形県酒田市 H様
【店頭でご注文】
納品事例 #033
「天日干ししても、前のようにふくらまない」
「寝ていると、床の硬さが伝わってくる」
長年使ってきた綿布団で、そんなふうに感じていませんか。
薄くぺちゃんこになった布団は、よく「せんべい布団」と呼ばれます。
こんにちは、睡眠屋で綿布団の打ち直しを担当している金内海都です。
今回は、背が高く体格のしっかりしたお客様が使われていた、シングルロングのせんべい布団を打ち直した事例をご紹介します。
写真で見比べると、私が担当してきた打ち直しの中でも一番といってよいほど、厚みが変わりました。
せんべい布団は、なぜ干しても戻らないのか
綿布団は、毎晩の体の重みと、寝ている間の汗や湿気を受けとめています。
何年も使ううちに中の綿がつぶれ、固まっていきます。
これが、薄く硬い「せんべい布団」です。
天日干しをすると湿気が抜けて、少しはふくらみが戻ります。
ただ、固まってしまった綿は、干すだけでは戻りきれません。
そこで「打ち直し」という方法があります。
布団から綿を取り出してほぐし、空気を含ませてから、新しい生地に仕立て直すことです。
今あるお布団の綿を活かしながら、もう一度ふっくらした布団に戻すことができます。
打ち直しのサイン
「床の硬さが気になってきた」
「干してもふくらみが戻らない」
と感じたら、使った年数にかかわらず考える時期かもしれません。
お預かりした布団
敷布団の状態(before)
お預かりしたのは、シングルロングサイズ(100×210cm)の敷布団1枚です。
生地に破れはありませんでしたが、シミなどの汚れが多く見られました。
〈お預かりした敷布団〉
三つ折りにしてみると、厚みのなさがよく分かります。
長年お使いになり、写真からも分かるほどぺちゃんこにつぶれていました。
〈三つ折りにした状態〉
次に、中綿の状態を確かめました。
綿100%ではなく、化学繊維が混ざった中綿です。
全体に押し固められてはいたものの、大きな汚れや傷みはなく、打ち直しに十分使える状態でした。
〈中綿の状態〉
完成した布団
敷布団の仕上がり(after)
〈仕上がった敷布団〉
打ち直しで、ふかふかの敷布団に仕上がりました。
お預かりしたときの写真と見比べると、厚みの違いは一目瞭然です。
〈仕上がった敷布団の全体〉
サイズは変えずに、シングルロング(100×210cm)でお仕立てしました。
生地は「あわうめ柄(ブルー)」です。
今回の事例のポイント
クリーニングのご相談から、打ち直しのご提案へ
H様は、はじめはクリーニングのご相談でご来店されました。
お布団の状態を拝見し、クリーニングではなく打ち直しをご提案させていただきました。
理由は、お布団のつぶれ具合に加えて、H様が背が高く、体格のしっかりした方だったためです。
正直なところ、あの厚みでは体をしっかり支えきれていないように感じました。
毎日安心して眠れていたのか、気になるところでした。
お届けしてから後日、「もっと早くやっておけばよかった」とうれしいお言葉をいただきました。
背の高い方には、丈にゆとりのある布団を
「布団から足が出てしまう」
そんなお悩みをお持ちの方も、少なくないのではないでしょうか。
丈が足りないと、知らず知らずのうちに体を丸めて眠ることになります。
今回はもともと丈210cmのお布団でしたので、同じ長さのまま仕立て直し、足元までゆったり伸ばして休めるようにしました。
打ち直しのときに、サイズを見直すこともできます。
「丈が短いので長くしたい」
「幅を広くして、寝返りを打ちやすくしたい」
といったご注文にもお応えしています。
「長持ちさせたいので、化学繊維を多めに足してほしい」といった細かなご希望も承ります。
打ち直しの内容と料金
ご注文内容
敷布団1枚の打ち直し(サイズはそのまま)
お預かりしたお布団
敷布団 シングルロング(100×210cm) 1枚
足し綿
なし
完成したお布団
敷布団 シングルロング(100×210cm) 1枚
生地:あわうめ柄(ブルー)
中綿:約6.8kg
料金
15,400円(税込)
※料金はお預かりする布団の綿量や、仕立てるサイズ・生地などによって異なります。
まとめ
長年使ってぺちゃんこになった「せんべい布団」も、打ち直しでふっくらとした敷布団によみがえります。
今あるお布団の綿を活かして、もう一度長く使っていただけることが、打ち直しのよさだと思います。
「床の硬さが気になってきた」
「干してもふくらみが戻らない」
「体に合ったサイズに仕立て直したい」
という方。
まずはお気軽にご相談ください。
LINE・メール・電話でお待ちしております。
これからの毎晩の眠りが、ふっくらとやさしい時間になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を書いた人
(株)睡眠屋
金内 海都 カナウチ カイト
納品事例ブログを書くことを通じ、全国のお客様が安心して綿布団・打ち直しのご注文ができるよう情報発信しております。
また、私自身も綿布団についての理解をさらに深められればと考えています。
【プロフィール】
山形県酒田市出身
2024年2月入社。
Instagram・YouTube・Xでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。
