敷布団から敷布団へ打ち直し
2024年 神奈川県 S様
納品事例 #010
こんにちは、睡眠屋の金内海都です。
今回は、敷布団の打ち直し事例をご紹介します。お客様からお預かりしたシングルサイズの敷布団は、2段ベッドで使用されているとのことでした。
今回の打ち直しでは、「むら糸」の木綿地を使い、新しく仕立てました。
このような生地を使用した綿布団は、あまり多く見かけないため、興味がある方がいるのではないでしょうか。
詳しい内容について紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
目次
綿布団の柄といえば
昔ながらの綿布団といえば、どんな柄を思い浮かべますか?
多くの方が、梅などの和風な花柄をイメージするかもしれません。日本の文化に根ざした綿布団には、伝統的な花柄がよく用いられています。
でも、もし和風な花柄以外のデザインがあったらどうでしょうか?
周りとは違う柄で自分だけの綿布団を作りたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「むら糸」の木綿地
当店では、和風な花柄だけでなく、さまざまなデザインの柄生地もご用意していることをご存知でしょうか?
これらは全て、むら糸の木綿地になります。
むら糸木綿地の特徴のひとつとして挙げられるのは、暑い時期でも肌にまとわりつきにくい事。
寝ていて汗をかいた時の不快感などを抑えてくれます。
なぜなら、太さが不均一な糸だからこそ生み出せる独特な凸凹があるからです。
デザイン性だけでなく機能性にも優れたむら糸生地は、吸湿性や通気性に優れた綿布団との相性は抜群なのでおすすめです。
当店のInstagramでも紹介しているので、ぜひ見てみてください。
お預かり品について
敷布団の状態
お預かりしたのは、シングルサイズが2枚とセミダブルサイズが1枚。
中綿はどれも打ち直しは十分可能な綿で、ゴミや不純物がほとんどなく状態は良好でした。
打ち直し前の写真
完成品と仕上がり
むら糸の木綿地は、伝統的な花柄やサテン生地などとは違った「見た目」と「肌触り」を楽しむことができる生地です。無地の生地はシンプルながら、鮮やかな色合いで、存在感が際立ちます。お部屋のアクセントにも最適で、明るい雰囲気を演出します。
完成した敷布団の写真
2段ベッドでの活用
お客様はシングルの綿布団を2段ベッドに使用していました。
したがって、シングルの綿布団は2段ベッド用にフレームの内寸に合わせてお作りしています。内寸より少し大きめに作ることで、フレームと綿布団の間に隙間ができないように工夫しました。
完成品が偶然100×200cmと一般的なシングルサイズと同じになりましたが、各家庭の寝具環境に合ったご希望のサイズにお作りすることも可能です。
今回の場合…
ベッド内寸:97×195cm
打ち直しの内容と料金
ご注文の内容
・敷布団(シングル)2枚から敷布団(シングル)2枚へ打ち直し
・敷布団(セミダブル)1枚から敷布団(セミダブル)1枚へ打ち直し
【お預かり品】
・敷布団(100×200cm)2枚
・敷布団(120×200cm)1枚
【打ち直し】
・打ち直し前:敷布団3枚(約21.0㎏)+目減り分の足し綿(約4.0㎏)
・完成:約21.0㎏
【完成品】
・敷布団(100×200cm)2枚
生地:むら糸 無地 すみれ色
:むら糸 無地 うす紅色
中綿:約6.5㎏
・敷布団(120×200cm)1枚
生地:むら糸 無地 萌黄色
中綿:約8.0㎏
料金
・敷布団(シングル)2枚:¥46,200円(税込) ※1枚¥23,100円(税込)
・敷布団(セミダブル)1枚:¥25,300円(税込)
合計¥71,500円(税込)
※価格改定前
まとめ
当店では伝統的な花柄に限らず、個性的な柄のむら糸木綿地で綿布団をお作りすることができます。個性的なデザインの綿布団は、日々の生活に彩りを添え、見た目の美しさだけでなく、高い機能性が快適な睡眠環境をサポートします。
また、表と裏で異なる柄の生地を組み合わせることも可能で、組み合わせ次第では自分だけのオリジナル綿布団をお楽しみいただけます。
生地やデザインにご興味のある方は、ぜひ当店での打ち直しをしてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。