【納品事例】敷布団と掛布団をセットで打ち直し - 睡眠屋

【納品事例】敷布団と掛布団をセットで打ち直し

綿布団の掛敷2組から綿布団の掛敷2組へ打ち直し

2024年 山形県 E様
納品事例 #014

みなさん、こんにちは睡眠屋の金内海都です。今回は、シングルサイズの綿布団の掛敷2組(合計4枚)を打ち直しした事例です。今回の事例の主な特徴は、掛布団と敷布団を別々で打ち直したことや敷布団の足し綿についてが挙げられます。
詳しい内容について紹介しますのでぜひ最後までお読みいただければと思います。

 目次

 

 お預かりした綿布団について

敷布団の状態

今回お預かりした敷布団は、シングルサイズでした。

赤色の敷布団の中綿は、化学繊維も混じっていましたが純綿の割合が多い綿でした。水分が少なくなってパサパサになってしまっていた印象です。また、中綿が動いてしまって布団の形が崩れているようでした。

ピンク色の敷布団はセミダブルサイズの敷布団でした。こちらの敷布団の中綿は赤色の敷布団と比べて化学繊維の割合が少し多めでした。

どちらの綿も打ち直しは十分可能で、状態は良好でした。

打ち直し前の写真(敷布団)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し-打ち直し前の画像1

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像2)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像3)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像4)

掛布団の状態

掛布団はどちらもシングルサイズでした。
生地は黄ばみや破れている箇所があり、快適には使えないような状態でした。

中綿は、化学繊維が多めの綿でした。やはり、掛布団なので軽くてボリューム感を感じられるような中綿が使用されているようです。ゴミや不純物も少なく、打ち直しは十分可能な綿でした。

打ち直し前の写真(掛布団)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像5)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像6)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像7)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像8)

敷布団と掛布団のセットを打ち直し(打ち直し前の画像9)

 今回の打ち直しの特徴

敷布団と掛布団は別々で打ち直し

今回は敷布団と掛布団を別々に打ち直ししました。これは、それぞれに使われている中綿の素材の割合が異なるためです。

敷布団は綿の割合が多く、通気性や吸湿性に優れています。一方、掛布団は化学繊維の割合が多く、軽くてボリューム感があるのが特徴です。それぞれの特性をこれまで通り、活かすため別々に打ち直しを行いました。

敷布団の足し綿は無し

打ち直しを行うと、基本的に綿の量は少し減ります。たとえば、打ち直し前の綿量を10とすると、打ち直し後には9や8になることがほとんどです。そのため、通常は目減りを補うために足し綿を行います。

今回の場合、敷布団はシングル1枚とセミダブル1枚を打ち直して、完成品がシングル2枚でした。そのため、目減り分の足し綿をしなくても必要な量を満たすと判断し、足し綿は行いませんでした。

 完成品は?

仕上がりについて

敷布団も掛布団も、打ち直しをして快適に使える綿布団に生まれ変わりました。
打ち直しは見た目だけでなく、保温性などの機能的な部分も回復します。

生地は掛布団と敷布団共に「あわうめ柄」で揃え、赤色が1組と青色が1組のセットでお作りしました。

完成した綿布団の写真

打ち直しあわうめ柄掛布団完成品の画像



打ち直しあわうめ柄掛-布団完成品の画像3



打ち直しあわうめ柄掛布団-完成品の画像2
打ち直しあわうめ柄掛布団-完成品の画像3

 打ち直しの内容と料金

ご注文の内容

・綿布団の掛敷2組から綿布団の掛敷2組へ打ち直し

【お預かり品】
・敷布団(シングル)1枚
・敷布団(セミダブル)1枚
・掛布団(シングル)2枚

【打ち直し】
・打ち直し前:敷布団2枚(約15.4㎏)+足し綿なし
       掛布団2枚(約7.0㎏)+目減り分の足し綿(約1.5㎏)

・完成:敷布団分 約13.0㎏
    掛布団分 約7.0㎏
    残り綿  約1.7kg

【完成品】
・敷布団(100×200㎝)2枚
 生地:あわうめ柄あか色
    あわうめ柄あお色
 中綿:約6.5㎏ ※1枚あたり
 
・掛布団(150×200cm)2枚
 生地:あわうめ柄あか色/裏地
    あわうめ柄あお色/裏地
 中綿:約3.5㎏ ※1枚あたり

料金

敷布団の合計¥26,400円(税込)※1枚あたり¥13,200円(税込)
掛布団の合計¥26,400円(税込)※1枚あたり¥13,200円(税込)

合計¥52,800円(税込)

※価格改定前

 まとめ

今回は、掛布団と敷布団のセットで打ち直しのご注文でした。
このような場合は、前述でも紹介した通り、敷布団と掛布団を別々で打ち直して、それぞれの特性を活かす打ち直しをしました。まとめて打ち直しした方が管理もしやすく効率もよさそうですが、寝心地に関わる大事なひと手間です。この事例を通して、私自身このようなやり方があるんだなと勉強になりました。そして、このように臨機応変に柔軟な対応が可能なことが睡眠屋の強みなんだと改めて認識することができました。

これから綿布団の掛敷を同時に打ち直ししようと検討している方は、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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睡眠屋スタッフ 
金内 海都(カナウチ カイト)

山形県酒田市生まれ。
2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団について絶賛勉強中。
趣味は昼寝、野球観戦、音楽鑑賞、などなど。
各SNSでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。


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