【納品事例】意外と多い!小さめシングルサイズの綿布団

敷布団から敷布団へ打ち直し

2024年 山形県 I様
納品事例#002

みなさん、こんにちは睡眠屋の金内海都です。今回は、敷布団(シングル)から敷布団(シングル)へ打ち直しをした事例を紹介します。

実は今回の打ち直しは単なるシングルサイズからシングルサイズへの打ち直しではありません。詳しい内容についてお伝えしますので最後まで読んでいただければと思います。

目次

自宅に眠ったままの綿布団

生活空間の整理をしていると、ずっと使っていなかった綿布団が出てくることがあるかと思います。長い間、押し入れや物置に眠っていても捨てるにはもったいないと感じることはないでしょうか。しかし結局は、保管に困ってしまい処分してしまうケースが多いかと思います

小さいシングルサイズの綿布団

今回のお客様はご自宅に眠っていたシングル小さいシングルサイズの綿布団サイズの綿布団を見つけ、ただ処分するのはもったいないと感じていたそうです。せっかくなら自分用に使えるようにしたいということで打ち直しを決断されました。

お布団は当店に直接お持ち込み頂きました。
お話を進めていく中で、お客様と一緒に布団のサイズの確認しました。
事前にお客様からはシングルサイズの敷布団だということを伺っておりましたが、実際に測定してみると、お布団のサイズは95×195cmでした。現在の一般的なシングルサイズは100×200cmまたは100×210cmなので、少し小さいことがわかります。

年代によるシングルサイズの違い

実は、シングルサイズだと思っていたお布団が小さかったということは珍しい事ではありません。

購入した年代によっては、現在の一般的なシングルサイズより少し小さい布団であることはよくあります。

なぜ、そのようなことがあるのか。

時代が進むとともに、日本人の平均的な体格も変化してきました。そのため、今と昔のシングルサイズの大きさに差があると言われています。

また、生地がきちんと100×200cmの大きさでカットされていても、中綿が入れば生地が膨らんでしまうため仕上がりのサイズは小さくなってしまうということも原因のひとつとして挙げられます。
※当店では、この現象を見越してあらかじめ生地を少し大きめにカットし、なるべくご希望のサイズぴったりにお仕立てできるようにお作りしております。

しかし、小さいシングルサイズだからといってシングルサイズへ打ち直しが出来ないわけではありません。打ち直しは中綿がどのような状態かが重要ですので、ご安心ください。

お預かり品について

お預かり品の状態

ほぼ使っていなかったこともあって、生地は破れや汚れがなく良好な状態でした。様々な赤系の色が秋っぽさを感じさせるとても綺麗な柄のお布団でした。

また、中綿は化学繊維が多めかなという印象でしたが、綿もしっかりと入っておりました。中綿の厚さはかなり薄くなっていましたが打ち直しするには十分でした。

打ち直し前の写真

  綿布団打ち直しタイミング_ぺちゃんこ
布団

完成品と仕上がり

完成した敷布団はサイズが少し大きくなり、以前よりもゆとりをもってお休みいただけるかと思います。また、布団のボリュームも回復し寝心地の良さや快適さも向上しました。誰も使っていなかった布団が新しく生まれ変わり、再び使われるようになることは大変嬉しく感じます。

完成品の写真

    

打ち直しの内容と料金

ご注文の内容

・敷布団1枚から敷布団1枚へ打ち直し

【お預かり品】
・敷布団(95×195cm)1枚

【打ち直し】
・打ち直し前:敷布団1枚(約6.5㎏)+目減り分の足し綿(1.2kg)
・完成:約6.5㎏

【完成品】
・敷布団(100×200cm)1枚
 生地:あわうめ柄赤色
 中綿:約6.5㎏

料金

¥12,100円(税込)

まとめ

綿布団の打ち直しは、古い布団を再利用するための素晴らしい方法です。新しい布団を購入する代わりに、既存の布団をリフォームすることで、環境にも優しく、経済的でもあります。

当店では様々なサイズの布団の打ち直しに対応しております。
あなたのご自宅にも眠っている布団があるならば、ぜひ打ち直ししてみませんか?
打ち直しは布団の他にも、ご自身のライフスタイルに合ったアイテムにも生まれ変わらせることができます。

使わないと思っていた布団、処分するつもりだった布団が新たな価値を持ち、これから快適な眠りや生活を提供してくれることでしょう。

また、当店の職人さんが仕立てる昔ながらの綿布団には表からは見えない工夫や努力あります。他にも沢山ありますので、機会があれば紹介したいと思っています。これからも丁寧な仕事を心がけ、高い品質の製品を作っていきたいと思いますので、ぜひ当店で打ち直しをしてみてはいかがでしょうか。

 お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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金内 海都(カナウチ カイト)

山形県酒田市生まれ。
高校卒業後、地元企業に就職し約7年間の社会人経験を積む。2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団について絶賛勉強中。
趣味は昼寝、野球観戦、音楽鑑賞、ゲームの配信を見ること、などなど。