【納品事例】毎日の負担を軽減!掛布団から薄くて軽い敷布団へ打ち直し
2024年 宮城県S様
納品事例#001
みなさん、こんにちは睡眠屋の金内海都です。今回は、掛布団から薄くて軽い敷布団へ打ち直しをした納品事例を紹介します。このような特注品は受注数が少ない珍しい事例になりますのでぜひ最後まで読んでいただき、ぜひご注文の参考になればと思います。
このようなお悩みをお持ちの方にはもってこいの事例になると思います。
・綿布団が重くて持ち上げるのが大変!
・布団がもっと軽かったら使い勝手がいいのに...。など
まずはじめに、そもそも掛布団から敷布団などの異なる製品へ打ち直しって可能なの?と疑問に思う方がいらしゃると思います。
A. 結論、可能です。
どんな製品でも綿であれば打ち直しは可能です。
しかし、注意しなければならない点があります。
それは、綿は打ち直しすると繊維が細くなったり、短くなったりするため綿量が目減りしてしまうとともに、耐久性が落ちてしまうこと。そのため、足し綿をして綿量を維持したり、綿の耐久性を高めなければいけない場合があります。
また、通常サイズよりも厚くしたい、ボリュームアップしたいという場合も足し綿で対応が可能です。(税込+1100円で対応可能)
※足し綿の種類:化学繊維や純綿など。
では事例紹介にいきましょう!
掛布団から軽い敷布団へ
さっそく、今回お預かりした掛布団から紹介します↓
未使用ではなく、使用されていた掛布団のようでした。しかし、生地の破れや綿の偏りが少なく、とても大事に使用・保管されてたのがわかりました。
続いて、生地を切って中綿を確認してみます。
中綿はこんな感じでした↓
掛布団の中綿は軽量化を図るために化学繊維の割合が高いものが多いですが、実際に触ってみると化学繊維が100%という感じではなく、綿がしっかりと含まれているようでした。これは、中綿の繊維の長さや中綿を指でちぎった時の抵抗感などで判断ができます。また、ゴミや不純物もなくとても状態の良い綿でした。
そして、今回のご注文の肝となったのが、敷布団の中綿の量。
お客様からのご相談で、
「シングルサイズの敷布団を中綿を4.0㎏で仕立ててほしい。」
というお話がありました。
Q.突然ですが、みなさん一般的な敷布団の重さ(シングルサイズ)を知っていますか?
正解は、約6~7㎏。
※当店では、中綿が約6.5㎏で生地が約0.5㎏の合計約7.0㎏で仕立てております。
力のない方やご高齢の方が持ち上げるとなるとかなり負担になりますよね。
なんなら20代の私でも一苦労です…。
今回ご注文も「布団の上げ下げを楽にしたい!!」という思いがあって中綿4.0㎏というご要望のようでした。
睡眠屋では可能な限りお客様のご要望にはお応えしておりますので、実際に中綿4㎏で仕立てました!
それがこちら↓
まずは全体から。あまり違和感がないように見えます。
次に、横から見て通常サイズと厚さを比べてみましょう。
※青色生地の敷布団は通常サイズです。
どうでしょうか?
厚みの差がわかりますよね。
また、2つ折りにした時によりはっきりと厚みに差が出ています。
実際に持ち比べてみても違いがはっきりしていて、薄く作った布団はとても持ち上げやすく感動しました。
「これならお客様のご要望に応えられるはず!」
「毎日の負担が軽減してくれればいいなぁ」
そう思いながら写真を撮っていました。(^^)/
では最後に「注文のおさらい」をしていきましょう!
【ご注文】
・掛布団から敷布団(中綿4㎏)へ打ち直しをしたい。
【お預かり品】
・打ち直し前:掛布団1枚(約4.0㎏) 足し綿なし
・完成:約4.0㎏
【完成品】
・敷布団(100×210cm)
生地:あわうめ柄 あか色
中綿:4.0㎏
【料金】
・¥11,000円(税込)
今回はもともと適度に化学繊維を含んでいたため、足し綿なしで打ち直しをしました。綿量もちょうど4.0㎏ほど残り、綿の追加もなしで打ち直しできました。
しかし、中綿を減らすことはこんなデメリットもあります。
✖ 保温力が小さくなってしまうので冬は暖かさが物足りないかもしれない。
✖ 厚みがない為、身体の大きい方は寝心地が悪く感じてしまうかもしれない。
☝そんな問題を解決する方法が実はあります。
それは、同じ敷布団を2枚重ねにするという方法です。この方法なら敷布団を上げ下げする回数は増えてはしまいますが、冬場などの寒い時期でも保温力を下げずにお休みいただけるかと思います。また、厚みも増えるのでしっかりと身体を支えてくれると思います。
ご興味のある方はぜひご検討ください!
まとめ
当店では、今回のように綿布団を軽く仕立てることは対応可能です。また、掛け布団から敷布団のような異なる製品への打ち直しも対応しております。今回の打ち直し事例は毎日の身体への負担を軽減してくれる敷布団でした。少しでもお客様の生活が楽になるお手伝いができたと思うととてもやりがいのあるものだったなと思います。
今回の敷布団、実は丈が210cm(通常より+10cm)のご注文でした。+10cmすることで身長の高い方でも安心してお休みいただける仕様になっております。(税込+1100円で対応可能)
この事例を読んで綿布団が重くてお悩みの方、これから敷き布団を作ろうと思っていて重さが気になる方は、ぜひメール・電話・LINEでお問い合わせいただければと思います。
また他にも、「こんなことできないですか?」などの特殊なご要望があればぜひメール・電話・LINEでお問い合わせください。ぜひみなさんのお力になれればと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。