敷布団・掛布団・座布団へ打ち直し
2025年 神奈川県 S様 【LINEからご注文】
納品事例 #027
こんにちは、睡眠屋スタッフの金内海都です。
今回は神奈川県にお住いのS様の打ち直し納品事例をご紹介します。
お預かりした綿布団は、掛布団が2枚と敷布団が4枚、ベビー布団が1枚と一度にたくさんのお布団の打ち直しをご依頼いただきました。
生活スタイルの変化によって、使わなくなった綿布団が押し入れなどに眠っているという方も少なくありません。
家の掃除や整理整頓をするたびに、処分してしまおうかそのまま保管しておこうか悩む方ことがあると思います。
しかし、婚礼布団やご家族の思い出が詰まった昔ながらの綿布団などは、気持ち的になかなか簡単に処分ができないもの‥。
そんな時におすすめなのが、綿布団の打ち直し・リメイクです。
今の暮らしに合わせて「必要な布団を必要な分だけ」作り直したり、使わなくなった綿布団を座布団や長座布団、肌掛け布団などの便利なアイテムにリメイクすることで、思い出の布団を無駄なく再利用できるのです。
お家にたくさんの綿布団があって困っているという方は、ぜひ今回の納品事例を参考にして打ち直しを検討してみてはいかがでしょうか。
目次
お預かりした綿布団について
お預かりした綿布団は全部で7枚。
・掛布団2枚
・敷布団4枚
・ベビー布団1枚
でした。
掛布団の状態


サイズはシングルサイズ。
色違いの生地を使用した掛布団でした。
生地に切れや破れは見られませんでしたが、どうしても汗や皮脂が付着しやすい衿元付近は両方ともシミ汚れがみられました。
また、とじ糸は所々で切れていたり、無くなってしまっている箇所も見受けられました。
それでは、続いて中綿の状態を確認していきましょう。
綿の汚れや不純物はあまりなく、十分打ち直し可能な綿でした。
敷布団の状態




生地の破れなどは見られませんでしたが、どの敷布団も中綿が圧縮され、かなりぺちゃんこになってしまっている敷布団でした。
続いて中綿を見ていきましょう。


綿の割合が多いものの、化学繊維もしっかりと混ざっている中綿でした。
続いて3枚目の敷布団を見ていきます。

最後に4枚目の敷布団を見ていきます。

4枚の中で一番状態の良い中綿でした。
多少のパサつきはあるものの、不純物や汚れが少なく色もキレイな中綿です。
それぞれに特徴はありましたが、4枚とも問題なく打ち直しが可能な綿でした。
ベビー布団の状態

睡眠屋では通常、キルト加工のあるお布団は工程の都合上、打ち直しに対応していませんが、今回は思い出のお布団ということで特別にお受けいたしました。

打ち直しの際には、足し綿として化学繊維を使用することが多いため、このような中綿も大変貴重な素材となります。
今回の打ち直しの特徴
今の暮らしに合わせて、必要なものを必要なだけ
今回ご注文いただいたS様は、ご自宅のリフォームをきっかけに打ち直しを決断されたようです。
【掛布団2枚 + 敷布団4枚 + ベビー布団1枚】
から
【掛布団3枚 + 敷布団3枚 + 座布団6枚】
へと形を変え、今後の暮らしに合わせた布団が完成しました。
特にベビー布団は、いつかは使わなくなる日が訪れるもの。
それでも、思い出の詰まった布団を簡単に処分するのは難しいと感じる方も多いはず。
そんなときの選択肢のひとつとして、「打ち直し」をして日常で使うアイテムに変えることを考えてみるのもおすすめです。
完成品は?
掛け布団の仕上がりについて
掛布団の生地はすべて、【むら糸木綿 柄あそび】でお作りいたしました。
個性的なデザインが日常の空間に彩りを与えてくれます。
掛布団の丈は、元々190cm程でしたが、現在の標準サイズである210cmでお作りしました。
市販の掛カバーは丈210cmの商品が主流ですので、210cmで仕立てておくとカバー選びがしやすく、おすすめです。
【①舞妓さん×うす紅色】


【②糸巻き×瑠璃色】


【③江戸の人々×山吹茶色】
敷布団の仕上がりについて
敷布団の生地はすべて、【むら糸木綿 色あそび】でお作りいたしました。
打ち直し前は綿がつぶれてぺちゃんこだった敷布団が、ふっくらとした敷布団に生まれ変わりました。
オモテとウラで色が異なるため、その日の気分やお部屋の雰囲気に合わせて使い分けできる楽しみがあります。
こちらも、丈を210cmでお作りしております。


【①瑠璃色×うす紅色】


【②山吹茶色×瑠璃色】


【③うす紅色×すみれ色】
座布団の仕上がりについて
座布団の生地は【むら糸木綿 柄あそび】、サイズは【銘仙判】でお作りいたしました。

【①亀甲つなぎ×うす紅色】

【②糸巻き×萌黄色】


【④あられ×すみれ色】



打ち直しの内容と料金
ご注文の内容
・掛布団2枚+敷布団4枚+ベビー布団1枚から掛布団3枚+敷布団3枚+座布団6枚
【お預かり品】
・掛布団(シングル)2枚
・敷布団(シングル)4枚
・ベビー布団1枚
【打ち直し】
前:約41.5kg +目減り分の足し綿 約7.8kg
後:約41.5kg
【完成品】
・掛け布団(150×210㎝)3枚
①生地:オモテ)むら糸木綿地 舞妓柄 すみれ色
ウラ)むら糸木綿地 無地 うす紅色
②生地:オモテ)むら糸木綿地 糸巻き柄 江戸茶色
ウラ)むら糸木綿地 無地 瑠璃色
③生地:オモテ)むら糸木綿地 江戸の人々柄 樺色
ウラ)むら糸木綿地 無地 山吹茶色
各中綿:約3.5㎏
・敷布団(100×210㎝)3枚
①生地:オモテ)むら糸木綿地 無地 瑠璃色
ウラ)むら糸木綿地 無地 うす紅色
中綿:約6.5㎏
②生地:オモテ)むら糸木綿地 無地 山吹茶色
ウラ)むら糸木綿地 無地 瑠璃色
中綿:約6.5㎏
③生地:オモテ)むら糸木綿地 無地 すみれ色
ウラ)むら糸木綿地 無地 うす紅色
中綿:約6.5㎏
・座布団(銘仙判)6枚
①生地:オモテ)むら糸木綿地 亀甲つなぎ 銀ねずみ色
ウラ)むら糸木綿地 無地 うす紅色
②生地:オモテ)むら糸木綿地 糸巻き 常盤色
ウラ)むら糸木綿地 無地 萌黄色
③生地:オモテ)むら糸木綿地 糸巻き 江戸茶色
ウラ)むら糸木綿地 無地 瑠璃色
④生地:オモテ)むら糸木綿地 あられ 墨色
ウラ)むら糸木綿地 無地 菫色
⑤生地:オモテ)むら糸木綿地 足袋 紺色
ウラ)むら糸木綿地 無地 紅緋色
⑥生地:オモテ)むら糸木綿地 江戸の人々 樺色
ウラ)むら糸木綿地 無地 山吹茶色
※余り綿は、当店で無料回収(リサイクルコットンへ)
料金
・掛布団
25,300円×3=75,900円
・敷布団
25,300円×3=75,900円
・座布団
3,850円×6=23,100円
合計 174,900円(税込)
まとめ
今回は、ご自宅のリフォームを機に打ち直しをご注文いただいたS様の納品事例をご紹介しました。
「簡単に処分できない、思い出の布団がある」
「もう使わない綿布団がたくさんある」
そんなときは、ぜひ打ち直しで無駄なく再利用してみてはいかがでしょうか。
今ある綿布団を、今の暮らしに合わせて生まれ変わらせる――
不要になった布団が再び日常を彩り、快適な暮らしをサポートしてくれるアイテムとして活躍してくれることでしょう。
商品ページはこちら→【打ち直し むら糸 色あそび 】
※今回の納品事例でお作りした掛布団と現在お作りしているの掛布団ではハギの仕様が異なります。詳しくは、こちらのブログ内の【むら糸木綿地を注文する際の注意点】をご覧ください。
ブログはこちら→【納品事例】むら糸木綿地の肌掛け布団へ打ち直し
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お問い合わせは、LINE・メール・電話でお待ちしております。
リンク
SNS
この記事を書いた人

睡眠屋スタッフ
金内 海都(カナウチ カイト)
山形県酒田市生まれ。
2024年2月に株式会社睡眠屋に入社。
現在、納品事例ブログを書くことを通じ、綿布団について絶賛勉強中。
趣味は昼寝、野球観戦、音楽鑑賞、などなど。
各SNSでも眠りに関する様々な情報やイベント情報を発信をしてます。