子供の睡眠コラム3(眠りの質 編)
子どもの眠り
ヒミツその3
『いい睡眠』って?
子供の健康な体をつくるには
「いつも通り寝たはずなのに、なぜだか体がだるい・・・」
「今日は不思議と朝の目覚めがいい!」
皆さんも、寝起き時にこんな差を感じたことはありませんか?これには「睡眠の質」が大きく影響しています。
大人であれば、睡眠の質を自分で振り返ることもできますが、子供は「よくわからないけど元気が出ない・・・」と、原因を把握できないまま体や心の変化を見過ごしてしまうことも。
お子様のこのような心身の不調が見られる時は、眠りの質が原因になっていることが多々あります。
今回は、お子様の心身の健康を守るために知っておきたい「眠りの質」について解説致します。
毎朝お子様の体調をチェックすることも大切ですが、「眠りの質を改善する体内時計の役割」についてぜひ知っておいて下さい。
いい睡眠とわるい睡眠
スッキリ目覚めて寝起きが良いのは「いい睡眠」が取れた証拠。反対に、寝起きに心身の不調を感じる時は「わるい睡眠」になってしまったということです。
眠りの質について考えるなら、まずは「いい睡眠」と「わるい睡眠」とはどんなものか見てみましょう。
わるい睡眠とは
- だらだら寝ている
- ぐっすり眠れない
- 眠っている時間が短い
いい睡眠とは
- 生活リズムを整えて、毎日同じ時間に寝起きする
- 短すぎず、長すぎない睡眠時間
このように、「いい睡眠」をとるには生活のリズムを整えて体が快適な睡眠時間を保つことが大切です。
「そうは言っても、なかなか生活リズムって変わらないよね」と思われるかもしれません。実は、生活リズムや睡眠の質には「体内時計」が大きく関わっていて、身体が覚えている「体内時計」を整えることで、すんなりと生活リズムを整えることができるようになります。
特に子供の場合、入眠時間や起きる時間を体内時計が左右しているようなもの。子供の眠りのリズムを整えるためには「体内時計」を整えてあげることが大切なのです。
体内時計ってなんだろう?
体内時計は生まれた時からみんなの体中の細胞に存在している周期のことで、一日のリズムを作り出しているものです。この体内時計のおかげで朝はちゃんと起きられて、夜には眠くなるんですね。
朝の光で体内時計をリセット
体内時計はおよそ24時間(+α)で繰り返すリズムがあり、24時間の生活周期とは若干のずれがあるので、朝の光を浴びたりしてリセットしています。
この体内時計のおかげで、意識しなくても日中は体と心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わります。
体内時計が狂うとどうなる?
体内時計の乱れが続くと、睡眠障害、肥満や糖尿病、高血圧症などの生活習慣病、食欲や意欲の減退、抑うつの原因など、様々な悪影響を与えてしまいます。良い睡眠習慣のためには体内時計や、生活習慣を整えることが大切なのです。
眠る前のNG行動!体内時計が狂う原因
眠る前にテレビやスマホを見たり、明るい場所に行くと、身体の中にある体内時計が狂ってなかなか眠れなかったり、眠りが浅くなったりします。
眠りが浅いとリスクが増える
- 風邪をひきやすくなる
- 集中できなくなったり、記憶力が悪くなる
- イライラしたり、落ち込んだりしやすくなる
- ニキビにができたり、肌があれる
子供の睡眠は体内時計が守る
大人であれば、「昨日は寝る前にお酒を飲んだから眠りが浅かった」とか「昨日は運動をしたから、ちょうどよい疲労でゆっくり眠れた」など、睡眠の質を左右する原因を自分で把握できます。
しかし、こどもは自分で原因を把握することはなかなかできません。大人がしっかり生活のリズムを整え、体内時計を意識した習慣を身につけることで、子供の生活も自然と整っていくのではないでしょうか?
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